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手汗の症状は何科で見てもらえばいい?

手から滴る汗…誰かと手をつなぐことにも及び腰になってしまう手汗。

紙が湿気たりスマホに水滴がついて滑ったり……日常生活でも色々と支障をきたすことが多い手汗は「根本的に」治療をして治してしまいたいと思っている人もたくさんいます。

しかし、汗をかくことって病院の診療科で言うと一体どの科にかかれば良いのでしょうか?

そもそも病院での治療で手汗を治すことは可能なのでしょうか???

手汗の治療で病院に行くならまず「皮膚科」

手汗は皮膚科を受診する

手汗の治療がしたいと思い立って、病院に行くことを考えるなら一先ずは皮膚科に行くことをおすすめします。

なぜなら、手汗と言うのは「精神的なものが原因」なのか「身体的なことが原因なのか」をきちんと見極める必要があるからです。

手汗が悩みになっている人というのは、そもそも手の平にある汗腺のエクリン腺が多かったり、発汗命令を受けやすかったりという身体的な特徴があることがほとんどです。

もともと手の平が発汗しやすいことが、何かのきっかけでコンプレックスや悩みになり、手汗の原因に精神的な要因が加わる…というのが手汗の悩みを持つ人が「手汗を悩みにしてしまう」ルートのようになっています。

ですから、現在の手汗の原因について精神的な要因が大きかったとしても、取りあえずは皮膚科に行って、自分の手の特徴を知ることは大切です。

そこで「エクリン腺が人より多い」とか「汗腺自体に他の人との差はない」などということがわかれば、その後、手汗をコントロールするためにどんなことをすれば良いのか道筋が見えてきます。

さらに、精神的なものや汗腺などが原因ではなく、何か他の病気があるから手汗が多いかもしれないということもないわけではないので、手汗に悩む人は1度は皮膚科で「自分の手汗の原因」について向き合う機会は持った方が良いでしょう。

皮膚科では…

では、手汗について診てもらうために皮膚科に足を運んだら、そこでは一体どのようなことが待っているのでしょうか?

皮膚科ではまず、あなたの手汗が遺伝的要因などをもつ「先天的」なものなのか、精神面や身体面の何かが影響を及ぼしている後天的なものなのかを問診や検査で調べていきます。

この時点でもし病気や服用している薬の作用で手汗が多くなっているという判断が出れば、あなたはそのまま皮膚科で診察や治療を受けるのではなく内科に行くことになります。

こうしたことを踏まえると、近所の「皮膚科専門」の開業医のところではなく、内科も併設している総合病院などに罹った方が「皮膚科では対処しきれない」場合においてはその後の対応が楽になります。

ただ、自分の手汗は明らかに他の病気や薬のせいではない!とほぼ確信しているのであれば、近所のかかりつけ皮膚科医などに罹っても問題はありませんし、遠くの総合病院に行くよりキチンと通えるメリットが出てくるでしょう。

皮膚科で言われることは…

手汗で悩む人の多くは、後天的な要因(先にご紹介したような病気や薬などが原因になるもの)ではなく、先天的な要因で手汗が多くなっている人です。

ですから、皮膚科に行って診断を受けてもほとんどの場合は「遺伝性の手掌多汗症」と判断をされます。

そしてそこに「精神的な要因が大きいですね」という一言が付いてきます。

皮膚科での治療にはどんなものがある??

では思い切って皮膚科のドアをたたいた結果、一体そこにはどんな治療が待っているのでしょうか?

制汗剤やデオドラント、薬を処方することで治療する

まず皮膚科で提案されるのは、制汗剤や交感神経の刺激を抑える薬を服用することです。

手汗と言うのは交感神経が刺激されることで多量に出てきてしまっているので、この交感神経を抑制するような薬を飲むのですね。

他にも、精神面でそこまで問題がないなと言う時には、手汗が気になる時にだけ抑えられるような「制汗剤」の使用をすすめられたりします。

これは車の運転時にハンドルが滑ると怖いな、と言う時に使ったりする感じですね。

生活習慣や食生活の指導

皮膚科では薬や制汗剤の他に、生活習慣や食習慣を変えることで交感神経の興奮を抑えるような指導がされます。

これはどこの皮膚科でもされるものではなくて、手汗によく通じている医師がいる場合にされることが多いということですね。

ですから、自分の手汗は生活習慣や食習慣が関わっているのではないかな?と薄々感じている人は、口コミなどで手汗に詳しい医師のいる皮膚科を探すことをおすすめします。

一般的な皮膚科医だと、手汗には薬の服用と、精神内科などへの相談を勧める人がほとんどなので、こうした生活習慣の指導など、複合的に手汗の治療について考えてくれる皮膚科医がいるのはどちらかと言うと珍しいと言えます。

ボトックス注射での治療

手汗を治すボトックス注射について

ボトックス注射と言う治療法を耳にしたことはありますか?

これは無毒化した菌を注射することで発汗を抑えるようにする注射です。

一定の効果はありますが、永続的な効果ではないので、早い人では3か月程度で治療効果が薄れるようになります。

大変長く効果が持続する人でも1年くらいで効果は薄れると言われています。

近々結婚式で…という予め決まった何かがある人はこうした治療を直前にすると、ストレスなく行事に参加することができるでしょう。

けれど、先ほどもお伝えしたように「永続的な効果はない」ので、(さらに治療費もそれなりにかかるので)そうした負担が苦しい場合は安易に始めるとツラいかなと思います。

あまりにもひどい時には手術で治療をする

精神的な面からの治療や薬の服用をしてみてもあまり改善が見られないとか、そもそもあまりにもひどい手汗の症状がある時には「交感神経から伝わる情報」をシャットダウンするために交感神経を断つ手術をすることを勧められる時もあります。

この手術(具体的にはETS手術など)をすると、確かに手汗の量を減らすことはできますが、代償性多汗症という多汗症になることはほぼ免れません。

代償性多汗症というのは、手汗の手術をした場合だと、手がかくはずだった汗を別の部位がかくことになるというものです。

手汗の手術をした人であれば、太ももや顔、頭部、背中に代償性多汗症を感じることが多いようです。

この代償の汗については、あまり気にならないという人もいれば、かなりの量が出るようになって、むしろ悩みが深まったと言う人まで様々です。

そして、予め代償性多汗症による発汗が手術後どのようになるかと言うのは、手術をやってみないとわからないので、手術をしてみて何事のなくハッピーな生活になるのか、それとも手術前より気になる発汗が増えて手術を後悔してしまうのかは「一か八か」と言う面があることは否めません。

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皮膚科での治療に保険はきく?

手汗の治療で気になるコトの1つに「治療費」があります。

手汗の治療には手術以外では残念ながら保険適用はされません。

手術を除く汗の治療で保険適用があるのは現時点は「ワキガ」の治療のみとなっているのです(今後、こうした事情は変わっていく可能性は多分にありますが)。

こうした理由から、手汗の治療は基本的に全て自費になり、それなりの治療費が必要になってきます。

皮膚科で行われる治療で必要な費用の相場は次の通りです。

ボトックス注射での治療
相場は1回の注射につき大体10万円前後
ETS手術
これには保険適用がされることがありますが、それでも10万円前後の費用がかかることは必至です。

      
ただ、ETS手術でかかった費用は「高額医療費」にあたるので、申請をすれば上限以上の医療費は還付されます。

精神的な方面からのアプローチは有効?

手汗が多いと言うことのそもそもの根本には「交感神経が興奮しやすい」とか「手の平の汗腺が多い」という体質的な問題があるのが一般的ですが、そのことに加えて「精神的なトラブル」も何かしらあります。

というのも、手汗に悩む人はやはり他の人より緊張しやすかったり、不安になりやすかったりするからです。

これは恐らく、手汗が多いことがきっかけになって、手汗を気にするあまり「また手にいっぱい汗をかいたらどうしよう」とか「誰かに何か言われたらどうしよう」という思いが不安をさそってしまうから。

こうした行動や気持ちの方面から手汗を抑制するために、心療内科や心理カウンセリングを受けることは手汗の治療の一環としては良いアプローチになるはずです。

緊張しにくいとか、不安になりにくい気持ちをつくることは、交感神経を刺激し過ぎないことにも繋がるので、それはそのまま手汗を抑制することに繋がっていくからです。

病院での治療で手汗は完治する?

手汗を治したい!という人が何より気になるのは「病院で治療をすれば手汗は完治するのか?」という1点に尽きるかもしれませんね。

これは正直に言うと「どちらとも言えない」ことになります。

どういうことかと言うと、手汗を完治させる効果が1番期待できるのはETS手術での治療なわけですが、この手術をした人がみんな「手汗が完治した!やったー!」とはなっていないという事実があるからです。

もちろん、手汗そのものについては、手術を受けた人はどんな人も一定の効果を得られるのですが(そうでなければ手術をする意味がありませんよね)、それ以上に「代償性発汗」で悩むことになる人が存在しているからです。

実は手汗の手術をしたほとんどの人がこの「代償背発汗」を感じているということで、そのストレスが耐えられる程度かどうかで「手汗の手術は成功した」と言っている部分があるのです。

例えばAさんはひどい手汗に悩んでいて、手汗を抑える治療をした結果、太ももに代償性発汗を感じるようになりました。

それでも、手汗で悩んでいた頃よりはストレスが少なくなったので、太ももはよく汗をかくようになりましたが「それはまぁ良しとしよう」ということで「手汗の手術は成功」と自分で納得するようになった、という感じです。

対してBさんもAさんと同じようにひどい手汗で悩んでいました。

そしてBさんと同じ手術を受けましたが、Bさんの場合は代償性発汗が顔にきました。

すると、手汗で悩んでいたのと同じくらいの汗が顔から出るようになったわけです。

Bさんは女性だったので、顔からたくさん汗をかくようになって、手汗の頃よりストレスを感じるようになりました。

確かに手汗は少なくなっていましたが、顔の汗によってストレス過多になったBさんは、「手汗の手術は失敗した」と思います。

こんなことになるなら手術をしない方がマシだった」とすら思うかもしれません。

手術に満足できなかった…

このように、手汗の手術というのは「手汗」について一定の効果が得られる可能性が高いのですが、代償性発汗に対しては「やってみないとわからない」ことが多いのでその後のリスクが低い手術とは言い難いと思います。

病院での治療で1番リスクが低く、また市販のものでも代用できる治療と言えば「制汗剤」による治療でしょう。

制汗剤による治療は根本的な治療にはなりませんが、抑えたい時に汗を抑えることができるようになりますし、そのおかげで不安や緊張も少なくなって相対的に手汗が減っていくことも期待できます。

最近では病院で処方してもらわなくても、手汗専用の制汗剤が販売されているので、そうしたもので自分に合ったスタイルで手汗を抑えていくのが身体にも負担の少ない方法と言えるでしょう。

当サイトで紹介しているものは、どれも手汗への効果が高いものなので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

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管理人ゆうこ

管理人ゆうこ

私も以前までは本当に手汗に悩んでいました。「人に気持ち悪いと思われてしまったらどうしよう…」と一人で思い詰めて泣いていたこともあります。でも、手汗の悩みは思ったよりもかんたんに解消できるという事に気が付き、今では毎日が楽しいです。私と同じ悩みを抱えている方は、このサイトを参考にコンプレックスを解消してみてくださいね。